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私はプロカメラマンとして仕事をしているのですが、なんか便利屋のような扱いをされている気がします。
友達のカメラマンに相談したら「便利屋のような小さな仕事をしていたら、いつまで経っても自分が撮りたい仕事はこないぞ」って言われたんですけど、今の仕事は断ったほうがいいのでしょうか? といった内容の相談をされました。 僕の答えは、 便利屋のような仕事が本当に嫌なら断ればいいと思います。 なぜなら、自分の「カメラマンへの道」の歩き方を決めるのは自分自身だからです。 僕も便利屋をやっていた頃があったので、その頃の話を書きますね。 実は僕もカメラマンになりたての頃は、まさしく便利屋と思われるような撮影ばかりしていました。 ファッション雑誌の後ろのページにある読者プレゼントの商品撮影といった、どのカメラマンもやりたがらない仕事です。 本当は僕もメインページのモデル撮影をしたかったです。 じゃぁ、僕も断ったのか?僕は断りませんでした(笑) なぜなら、カメラマンを目指していた頃は、平日は昼間の時間をあける為に夜のバイトをして、土曜日曜の昼は喫茶店で皿洗いのアルバイトをしていました。 そんな僕は、みんなが嫌がるような撮影でもシャッターを押してお金をもらえるということがうれしくてしょうがなかったのです。 だから、どんなに小さな撮影の仕事でも喜んでしていたのです。 アルバイトに比べると精神的に楽しかったからです。 写真を撮ることでお金をもらえる!! これだけで、もうメチャメチャうれしかったのです。 シャッターを押してる時の気分はもう一流カメラマンだでした(笑) この時「便利屋のような仕事は嫌です」て断っていたら、今の僕はありません。 なぜなら・・・ 僕にみんなが嫌がるような撮影を依頼してくれた人がいるから、その撮影ができるわけです。 ここからが、大切なことなんだけど・・・ 僕に、みんなが嫌がる便利屋のような撮影を依頼してくれる人も、沢山の読者がちゃんといるファッション雑誌の編集者だということです。 その編集者は、読者プレゼントのページだけを仕事にしているのではないのです。 つまり、その時は読者プレゼントのページや街の取材ページの仕事しかやっていなくても、2〜3年したらメインのモデル撮影のページをやったり、また、アイドル雑誌に移ってグラビアのページを担当したりするわけです。 大きな出版社は移動が多いのです。 これは広告代理店のデザイナーも同じです。 不動産のパンフレットしか制作していなかった会社のデザイナーが数年後に、タレントさんのポスターなんかを扱う代理店に転職することもあります。 僕はこの不動産を扱う会社のデザイナーから依頼された、小さな小物の撮影も喜んでしていました。 もし、「便利屋の仕事は嫌です」といってその仕事を断るということは、その編集者やデザイナーと縁を切るのと同じようなことなのです。 一生懸命、他のカメラマンが「あれは便利屋の仕事だよ」というような仕事をやってると、その編集者やデザイナーとは友達になれていつか深い絆が生まれます。 一緒にお酒を飲みながら「お互い、いつか大きい仕事をしようね!!」って夢を語る訳です(笑) そして、もし自分がアイドルのグラビアが撮りたかったら「○○さん、僕いつかアイドルのグラビア撮りたいんですよ」と言って、便利屋のような仕事をしながらでもグラビア雑誌向けの作品を作って見てもらえばいいのです。 そうやって、今は便利屋のような仕事をしているけど、自分はこういった仕事をしたいという意思を伝える努力をするわけです。 ここが大切なのです。 「所詮オレは便利屋なんだ!!」と言いながら、イヤイヤ仕事をするのか・・ 「本当はこんな撮影をしたいんですよ」と未来の自分の為に作品を作って担当者に見てもみてもらいながら仕事をするか・・です。 イヤイヤ波動を出しながらしかめっ面でシャッターを押すか・・ 自分のやりたい事をアピールしながら笑顔でシャッターを押すか・・です。 あなたが、便利屋のような撮影を依頼している立場の人でしたら、自分が大きな仕事をまかされるようになったら、どちらのカメラマンと一緒に仕事をしたい!!と感じるでしょうか? もし、数年後にその担当者があなたたが本当はやりたかった雑誌や仕事場に移ったら、間違いなく声がかかりますよ。 なぜなら、「小さな仕事を一生懸命やった、やってもらった」という深い絆が出来てるからです。 今の仕事が嫌だから・・・と言ってその仕事を断るということは・・ あなたが本当はやりたい仕事のクライアントとの縁を切るという事に等しいのです。 それはフリーカメラマンにとっては、非常にもったいないことだと思いませんか? せっかく、縁が出来たんですから大切にした方がいいと思いません? カメラマンですからいい写真を撮るのは当たり前なんですけど、仕事は人と人の繋がりがとても大切なのです。 僕も若い頃は、この大切なことにまったく気がつかなかったんですけど(反省) 今になって思うと、どんなに小さな仕事でも・・ 人との出会いって、大切なんだなぁ〜とつくずく感じます。 今の僕がこんなおじさんカメラマンになっても(笑)楽しい仕事をいっぱいさせてもらってるのは・・・カメラマンになって10年くらい経ってからこの大切なことに気がついたからだと思っています。 ![]() *初めてのクラッシックの演奏会場での写真 指揮者まで遠かったので400ミリレンズを使いASA3200にしてf2、8で撮りました。 デジカメはASA感度を現場の応じて変更できるし、カラーで撮った写真をモノクロにも加工できるので撮影スタイルの幅が広がります。
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