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続「カメラマンへの道」

僕が知らなかったプロが失敗しない為にやっていた事とは・・

1-プロは本番撮影の前には必ず○○で露出を確かめる。
2-同じ種類のフイルムでも厳密に見ると色が違う(これは眼から鱗でした)ので、
撮影前には必ず○○○○○○○をする。
3-スタジオ撮影の時は、必ず○○○を計る。
4-撮影が終わって現像に出す時は必ず○○○○○をする。

の4点でした。

それは何かというとですね・・

1-プロは本番撮影の前には必ず「ポラ」で露出を確かめる。

・ポラといっても、アマチュアの方が知ってる、シャツターを押したら、「カッシャッ、ジ~~」と四角い写真が出てくるポラロイドカメラではありませんよ。

自分が撮影で使ってるカメラの裏蓋を外して、そこにポラパックを装填してポラを撮るという装置です。
僕は当時キャノンニューF1を使っていたんですが、そのカメラの裏蓋を外して、そこにポラパックを装填して撮るのです。
そうすると、カメラについてるレンズで撮ってままのサイズのポラが撮れるのです。

ワイドレンズを付けてたらその写真が、望遠レンズを付けてたらその写真がポラで撮れるのです。

つまり、本番で撮ろうとしてる写真を本番前にポラで撮って、本番ではどう写るのか?ということを確認できるのです。
構図、露出、色合い、などなどを確認できるのです。

僕は、こんなポラがこの世に存在することすら知らなかったのです(恥ずかしい~~)

2-同じ種類のフイルムでも厳密に見ると色が違う(これは眼から鱗でした)ので、
撮影前には必ず「フイルムテスト」をする。

・これは、例えばコダックのEPRで撮影するとしまよね・・
おなじEPRでもフイルムの箱に書いてるエマルジョンナンバーという番号で、なんと・・・色が微妙に違うのです。

とくに人物や商品を撮影するプロは、人物の肌色、商品の色、白をきれいな白色に出す為に、本番の撮影前には使用するフイルムと同じエマルジョンナンバーのフイルムでテスト撮影をしてフイルムの微妙な色を確認していたのです。

そして、本番の撮影では、カメラ前に・・
B、G、R、Y、M、C、の6色の色フイルターのどれかを付けて自分が望む色を表現するようにしていたのです。

これ以外に、色温度調節用の81(アンバー系)とか80(ブルー系)とか・・
とにかく、僕が見たこともない種類のフイルターを沢山使っていたのです。

このフイルターも各色1枚だけではなくて、M(マゼンタ)だとしたら・・
025M、05M、10M、20M・・といった具合にとても薄いマゼンタから少しずつ濃いフイルターまであって、それを自分好みに重ねて使うのです。

今日初めて聞いた人は「いったい・・なんのこと?????」と、理解できないと思います。
当時の僕もそうでした(笑)

プロは、自分好みの肌色、また見た目通りの忠実な色を再現する為にアマチュアの僕では考えられないような事をしていたというわけです。

3-スタジオ撮影の時は、必ずストロボの「色温度」を計る。

・ストロボは機種が同じでも光の色が違うのです。

プロはスタジオ撮影でストロボを使う時には色温度計(カラーメーター)を使ってそのスタジオのストロボの光の色(色温度)を計っていたのです。

そして、ストロボを自分好みの色温度にする為に、ストロボの前に色温度調整フイルターを付けて修正していたのです。

簡単に言うと、ストロボの光が青い時(色温度が高い)は、オレンジ系のフイルターをストロボ前に付け、ストロボの光がオレンジの時(色温度が低い)は、ブルー系のフイルターをストロボ前に付けて調整していました。
このフイルターも2色なんだけど、濃さが微妙に違った種類があってそれを色温度に合わせて使用するのです。

・スタジオのストロボの光だけではなく、実は太陽の光も
朝、昼間、夕方、そして木陰、曇り空の下という時間と場所で、太陽の光の色温度が違うので、人物の肌色が微妙に違って写るのです。
その為に、太陽光の下での撮影の時でもプロはフイルターで調整して撮っていたのです。

4-撮影が終わって現像に出す時は必ず「切現テスト」をする。

・僕は撮影が終わったら撮影済みフイルムをそのまま現像に出していたのです。
ところが・・プロは、現像を出す時に、なななんと・・撮影が上手くいったかどうか?の、最後の確認作業をしていたのです。

それは切り現テストと言って、36枚撮りのフイルムだったら最初か最後からの5枚くらいだけ現像に出して、露出が適正かどうか?ということを確認するのです。

そして、もし写真がアンダーだったら本番現像では増感して写真を明るくし、写真がオーバーだったら減感して写真を暗くして最終的に適正露出の写真に仕上げるのです。

この増感、減感という指示も、増感だったら+4分の1、+3分の1、+2分の1、+3分の2、+1、+2、減感だったら-3分の1、-1といった感じに、とても細かく指示できるのです。

つまり、もし撮影時に露出を間違っていたとしても数枚だけをテスト現像することで残りの撮影分のフイルムは適正の明るさに調整できるのです。

僕はプロが失敗しない為にやってる数々のことを知って・・・
本当に眼からウロコが落ちました。

そのウロコは今でも大切に取っています(笑)

それまでの僕は、露出はカメラのTTL任せにしてシャッターを押すだけでいいと思っていたのです。

プロって、本当にすごいなぁ~~~~~と関心しました。

当たり前です!!
プロは絶対に失敗なんかできないのですから。

ただ、ただ、それまでの僕がプロ意識をもっていなかったというだけです(反省)

この失敗を経験したお陰で・・・・

「カメラマンへの道」を歩き始めた僕は、プロカメラマンとして大切な事に気がつくことができたのです。

この失敗の後、露出計、カラーメーター(色温度を計るメーター)そしてフイルター全種類を購入して1、2、3、4のすべての項目を完全にマスターする為に、外で、またスタジオで徹底的にテスト撮影をしました。

貧乏生活から1歩踏み出したばかりだったので、この時の出費はキツかったですけど(涙)
ここで、お金をケチって何もしなかったら今の僕は存在していなかったでしょう。

徹底的にマスターしたお陰で、それ以降の撮影では・・・

自分は、「被写体の顔色や服の色を完璧に撮ることができる!!また必要に応じて自分の好きな色に調整する事ができる!!」という・・ものすごい自信が生まれたのです。

失敗して編集者に「お前使えないな!!」って言われた日は
「あ~~~もうダメだ!!」「カメラマン失格だ!」と落ち込みましたけど・・・

今、自分の「カメラマンへの道」を振り返ってみると・・・

*大きな失敗というのは、その後の大きな飛躍の為のチャンスのような気がしますね。

この失敗から2年後・・・小さな仕事ばかりですけど、プロ意識を持って一生懸命仕事に取り組んでいた僕に・・
ある雑誌の編集長からの1本の電話があったのです。
その1本の電話から・・・

僕は「カメラマンへの道」を、それまでの数倍も早足で歩み始めるようになったのです。

その1本の電話の内容とは・・・

続く・・・

*カメラマンの仕事の種類によって、プロがやってることは今日書いた4つの項目以外にもまだまだ沢山あります。
また、今日書いた4つの項目も結構簡単に説明したので、詳しく知ってる人から「これでは説明不足でしょ?」と怒られそうですが・・・

そこはどうか・・・お許し下さい。

今日書いたのは僕がポジフイルムしか使っていなかった頃のお話です。

emi6.jpg

*このCDの撮影はブローニーサイズのネガで撮りました。
ノーマルで撮って、プリント時に色を付けたのもです。

 

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| カメラマンへの道 | 2008年07月17日 | コメント:4 | TOP↑

コメント

こんばんはタクマさん

プロの方は流石ですね。
こういう事をきちんとした仕事というんですね。
それと、自分でやってみて覚えるというのも大切ですね。

またまた次が楽しみです!

| kunipiko | 2008/07/18 23:56 | URL |

タクマクニヒロです

*kunipikoさんへ

カメラマンに限らず、どんな仕事でもプロはやっぱりプロって言われるだけの事をしているということですね。

| タクマクニヒロです | 2008/07/21 20:19 | URL |

こんにちは。
2番目の項目ですが、若干補足させていただくと
何回もフィルムテストするのが面倒なので
「同じエマルジョンナンバー」のフィルムを箱でまとめて買っていました。
もちろん、4x5などの在庫は量販店ではもともと少ないので
「共同写真」さんのような専門店での事ですが。

それと、製品ロットナンバーも重要です。
ロットナンバーが違えば作った工場、製造日が違うという事。
乳剤は生きていますので、仮に同じ番号でも製造日が違えば若干ですが
色が変わります。

デジタル時代。。。随分ラクな時代になりました。ありがたい事です。

| naked | 2008/07/23 16:59 | URL | ≫ EDIT

タクマクニヒロです

*nakedさんへ

メチャメチャ詳しい補足ありがとうございます。

本当に、デジカメで撮影するようになってからはこういったことを気にしなくていいので、撮影が楽になりました。
もしかしたら、気にしなくなったのは僕だけかもしれませんけど(笑)

| タクマクニヒロです | 2008/07/25 19:57 | URL |














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